トレーニングアイテムを購入して”野球部でのトレーニングに役立てよう!”と思っていても、有効な使い方がわからずに使えずじまい。
このような経験を多くの方がしているのではないでしょうか?特にバランスボールは椅子代わりになって部室に置かれているイメージが私にはあります。しかし、当然ですが、バランスボールはれっきとしたトレーニングアイテムです。使い方次第ではさまざま練習メニューがあり、野球部の選手たちの成長に大きく貢献してくれます。
今回はトレーニングアイテムの中でも野球指導者が知っておきたいバランスボールを使った筋トレ3選をお伝えしていきます。バランスボールは安価で購入できるアイテムですし、使い方次第では運動強度の高いトレーニングが可能ですので、ぜひみなさんの野球部でもバランスボールのトレーニングを取り入れてみてくださいね。
バランスボールの特徴
バランスボールのトレーニングをお伝えする前にまずはその特徴について少しお伝えします。バランスボールの特徴として大きさの大小はあるものの全て丸い形をしています。また素材はゴム製で弾力があるため抱え込む・身体を乗せるといったことができます。
このバランスボールの特徴を生かすことによって野球選手にとって効果的な筋トレを行うことができるのです。例えば丸い形状を利用する事で、筋トレの種目の中でさまざまな方向に動かす事ができます。この点は野球選手が効果的な筋トレを行う上でとても有効です。野球のプレー中ではじっと止まっている事はほとんどなく、常に動きがあります。
野球の動作中、体幹は安定した上で、手足を自由に動かせるようにする事が理想的です。トレーニングでも似た状況を作り出すことが重要なのです。足場などが不安定な状況をで体幹を安定させるトレーニングがバランスボールを使うことで可能になる。こういった理由からバランスボールを使ったトレーニングは野球選手にとって有効的なのです。
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野球指導者が知るべき体幹トレーニングの重要性
「体幹トレーニングは大事!」多くの野球指導者はなんとなくそのように感じて体幹トレーニングを実践している方が多いと思います。しかし、なぜ大事なのかご存知でしょうか?身体の軸を作るため、安定するため、など ...
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バランスボールを利用した野球選手がやっておきたい筋トレ3選
バランスボールの特徴を理解した上で、次に実際に野球選手にとって有効的な筋トレの種目を3選お伝えします。
バランスボールを利用したトレーニング①
ヒップリフト&レッグカール
目的
体幹、臀筋、ハムストリングスの強化。
方法
- 仰向けになりかかとをバランスボールの上に乗せる。
- かかとでバランスボールを押し、お尻を持ち上げ、肩〜足まで一直線の姿勢をとる。
- お尻が高い上体を保ちながら、膝の曲げ伸ばしを繰り返す
ここに注意
・膝を曲げる際にお尻が落ちないようにする。
・腰が反らないようにお尻を絞めるように行う。
バランスボールを利用したトレーニング②
ハイプランク ニートゥーチェスト
目的
・体幹の強化、脚の引き上げ、肩の安定性向上。
・肩と体幹が安定した上で脚を自在に動かせるようにする
方法
- バランスボールの上に脚を乗せ、プッシュアップの姿勢をとる。
- 頭〜足まで一直線をキープしたまま膝を胸につける意識で脚を引き上げる。
- 戻す際も一直線を保っておく。
ここに注意
・お腹が抜けて腰が反らないようにする。
・お尻が高く上がらないようにする。
バランスボールを利用したトレーニング③
ツイストプランク シェイク
目的
・体幹の強化
・野球に必要な捻る力の強化。
・体幹が安定した上で腕を自在に使えるようにする。
方法
- 肩の真下に肘が来るようにし肘はバランスボールの上に乗せる。
- 脚をクロスした状態で身体を持ち上げる。
- 頭〜足まで一直線をキープしたまま、手を前後に大きく・速くシェイクする。
ここに注意
・お腹が抜けて腰が反らないようにする。
・小さな動きにならないようにまずは大きく動かす。
最後に
ここまでバランスボールの特徴とその特徴を生かした野球選手がやっておきたい筋トレ3選お伝えしてきました。筋トレのアイテムはあれば便利ですが、使い方を知らなければ意味がありません。アイテムの特徴と野球に必要な筋トレを理解し、有効的にアイテムを活用していきましょう。このほかにバランスボールを使ったトレーニングはたくさんあります。もっと詳しく知りたい方は公式ラインよりお問い合わせください。野球指導者の皆さんがより選手のためになるようなトレーニングをお伝えしていきます。