野球選手が筋トレを始める前に理解しておくべき関節の2つの役割

パフォーマンスアップや怪我の予防を目的に筋トレに励んでいる野球選手は多くいます。
ただし、筋トレを始める前に理解しておくべき関節の2つの役割があります。
この2つの役割を理解しておく事で、野球や筋トレでのイメージがしやすくなります。

関節の2つの役割

関節には2つの役割があります。
『可動性』『安定性』の2つです。

可動性・・・大きく自在に動かすことができる。

安定性・・・落ち着いていて大きく崩れない。

この2つの役割が関節にあります。
関節には可動性と安定性それぞれメインの役割が分かれています。

このように分かれています。
見ての通り、可動性と安定性が交互になっているのがわかります。

役割が崩れることでの代償

それぞれメインの役割が決まっている中で、
もし、これらの関係が崩れてしまうとどうなってしまうでしょう?

例えば、可動性メインの股関節が大きく動かせる状態ではない中で、
大きな動きをしようとした結果、腰回りが過剰に動いてしまい腰を痛める。
このようなケースがあります。

腰痛の場合、股関節が原因だと聞いたことがある人もいると思います。
それはこのようなところから言われています。

反対に安定性の関節である腰回りが安定できていないと、
可動性の股関節などで安定しようとして、
結果的に大きく動かせなくなってしまい、パフォーマンスを低下させるということもあります。

つまり、「パフォーマンスの低下」や「ケガ」に繋がってしまうのです。

それぞれの関節にはメインの役割があります。
これらを頭に入れた上で筋トレを行い、正しく発揮されることでパフォーマンスアップや怪我の予防に繋がります。

※あくまでメインの役割であって、可動性の関節も安定性が求められる様なケースもあります。

可動性と安定性のメニュー実践

各関節の役割である可動性と安定性の重要性を理解した上で実際にエクササイズを行っていきましょう。

今回は、身体の中でも重要度はかなり高く、多くの選手がすでに必要性を感じている関節の股関節と体幹部についてご紹介します。

それぞれをブログに掲載しているのでぜひ見て実践してみて下さい!

野球指導者が知るべき股関節を柔らかくする5つの方法

指導者が知るべき体幹トレーニングの基本メニュー8選

ここまで、関節の2つの役割についてお伝えしてきました。
この2つの役割は、身体のベースとなる部分なので欠かせません。
それぞれの役割が果たせていないとケガに繋がったり、パフォーマンスの低下につながってしまいます。

ただ闇雲に筋トレを行うのではなく、より目標に近づける筋トレを行うために、身体の知識も増やしていきましょう!

  • この記事を書いた人

keisuke-unemoto

1995年生まれ 千葉県松戸市出身 了德寺大学 健康科学部 整復医療・トレーナー学科 卒業 ストレングス&コンディションニングコーチ 中学生の時に腰のケガをした経験から、「怪我で苦しむ選手ををなくしたい」と思い、トレーナーを目指して、了德寺大学に進学。大学1 年生の時からトレーナーとしてチームの指導し、今まで小・中・高・大学生、社会人、プロ野球選手と幅広い年代のアスリートを指導。 代表チームの帯同も経験。現在は、『野球選手の夢を育む』というビジョンのもと、「パフォーマンスアップ」と「ケガの予防」のために、効率よくカラダを動かすためのトレーニング・エクササイズの指導をしている。

-ストレッチ&コンディショニング, トレーニング, 指導者向け
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