野球専門トレーナーがオススメする!アジリティトレーニング

野球において速い球を投げたり、遠くに打球を飛ばす事ができても、守備での捕球や、送球のときの足の運びが苦手、走塁では小さく回れないなど、これらの悩みを持っている野球選手は多いのでないでしょうか?これらの問題を改善するためには、「アジリティトレーニング」がとても有効です。今回は野球指導者が知っておくべきアジリティトレーニングの基礎についてお話していきます。

アジリティトレーニングとは?

野球では単純にスピードが速いことも力になりますが、守備でのボールまでの足運び、捕ってから送球までの切り返し、走塁でのコーナリングなどの体の使い方も重要な能力ですこのような速く動かす中に細かく動かす事や切り返し、身体をコントロールする能力、いわゆる敏捷性を上げる必要があります。その敏捷性を上げるトレーニングのことを「アジリティトレーニング」と言います。

 

ストレングスコーチ 畝本京典
野球では「遠くに飛ばす力」「速い球を投げる」の他に「素早く動く」という能力も重要ですので、アジリティトレーニングは野球においてとても重要なトレーニングと言えますね。

なるほど!アジリティトレーニングにはどんなものがあるのですか?!教えてください!
顧問さん

ストレングスコーチ 畝本京典
わかりました。ただその前に、アジリティトレーニングの理論についても少しだけ説明させてください。理論を理解することで顧問さんが野球部でトレーニングを説明するときに必ず役に立つはずなので。

はい!よろしくお願いします!
顧問さん

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SAQトレーニング

実はアジリティトレーニングとは、SAQ(エスエーキュー)トレーニングの1つです。SAQとは、Speed(スピード)、Agility(アジリティ)、Quickness(クイックネス)の頭文字を取ったものを言います。

SAQトレーニングとは

  • Speed(スピード):移動の速さ
  • Agility(アジリティ):
    細かく動かす事や切り返しなどの敏捷性
  • Quickness(クイックネス):
    反応良く速く動き出す能力

野球においては守備や走塁のパフォーマンスアップに直接繋がる能力ですのでしっかりと理解した上でトレーニングをしたいですね!実はアジリティの他にも直線を速く走ること(スピード)や反応の速さ(クイックネス)を鍛えることも大切な要素の1つではあるのです。これらの要素についてはまた別の記事で説明しますね。

アジリティトレーニングの
メニュー例

ここまで、アジリティトレーニングやSAQトレーニングについての理論や考え方についてお伝えしてきました。次に野球指導者が知るべきアジリティトレーニングを動画を交えてご紹介していきます。野球部でぜひ取り入れてみてくださいね。

野球指導者が知るべき
アジリティトレーニング①
プロアジリティ

短い距離でのダッシュの切り返しの速さが向上します。このトレーニングは野球部の選手たちのアジリティの能力を測るためのテストとしても有効ですのでぜひ野球部内でも測定してみてください!

手順

  • まず5m間隔でマーカーを直線上に3つ並べましょう。
  • 真ん中からスタートする。
  • 片側のマーカーで切り返す。
  • 3,2の反対側のマーカーで切り返す。
  • スタート地点を駆け抜ける。

ここに注意

切り返す際の胸が向く方向を統一する。

一回一回「素早く動く意識」を持って全力で取り組まないと良い効果は得られません。アジリティトレーニングの目的を丁寧に説明し、理解してもらった上で実施したり、選手同士の競争を促すなどコーチとして工夫を色々としたいところですね!

野球指導者が知るべき
アジリティトレーニング②
Tドリル

前後左右の移動と切り返しの速さの向上を目的としたトレーニングです。野球はあらゆる方向に動くスポーツですので切り返しの速さはとても重要です。

手順

  • マーカーを縦10m、横10m間隔でT字に並べましょう。
  • マーカーまで直線のダッシュを行う。
  • サイドステップで次のマーカーへ移動する。
  • 反対側のマーカーへサイドステップで移動する。
  • 真ん中に戻りバック走でスタート地点に戻る。

ここに注意

・マーカーは両手でタッチする。
・野球の守備の動きにかなり近い動きをするのでマーカーをタッチすることなど確実に行いたいですね。

 

野球指導者が知るべき
アジリティトレーニング③
ラダー

足を細かく速く動かせるようにするためのトレーニングです。

種目例:シャッフル

手順

  • 1マスに対して中中外の順番で足を運んでいきます。
  • ラダー自体を踏まないようにマスの中に足を確実に入れる
  • できるだけ目線は真っ直ぐのまま行う。

ここに注意

・梯子状のものを使うのも一緒です。

野球指導者が知るべき
アジリティトレーニング④
ハーキー

足を細かく速く動かす、反応の速さを向上するためのトレーニングです。アジリティトレーニング意外にもクイックネスを向上させるためのトレーニングであるともいえます。

簡単な流れ

  • パワーポジションで細かく速く足を動かす。
  • 指示者の合図に合わせて、左右へのツイスト・ジャンプ、しゃがむ動作を行う。

ここに注意

・パワーポジションが崩れないようにする。
指示に対して反応する方向を逆にしても可。

Q&A

ーーアジリティトレーニングはいつ取り入れればいいですか??

動き作りの要素も大きいのでウォーミングアップなどで取り入れるのも良いと思います。

最後に

今回はアジリティトレーニングやSAQトレーニングについてお伝えしてきました。アジリティトレーニング/SAQトレーニングを行う事で、速く・キレ良く・反応良く身体を動かす事ができるようになります。野球における守備や走塁のパフォーマンスを上げるために必要な能力になります。俊敏性を向上させて野球のパフォーマンスアップに必要な能力を上げていきましょう!

さらにトレーニングなどについて詳しく知りたい!相談したいなどありましたら公式LINEにて無料相談を実施しています。お気軽にご連絡ください。

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  • この記事を書いた人

keisuke-unemoto

1995年生まれ 千葉県松戸市出身 了德寺大学 健康科学部 整復医療・トレーナー学科 卒業 ストレングス&コンディションニングコーチ 中学生の時に腰のケガをした経験から、「怪我で苦しむ選手ををなくしたい」と思い、トレーナーを目指して、了德寺大学に進学。大学1 年生の時からトレーナーとしてチームの指導し、今まで小・中・高・大学生、社会人、プロ野球選手と幅広い年代のアスリートを指導。 代表チームの帯同も経験。現在は、『野球選手の夢を育む』というビジョンのもと、「パフォーマンスアップ」と「ケガの予防」のために、効率よくカラダを動かすためのトレーニング・エクササイズの指導をしている。

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